
よりよく生きるための塾
「学力」とは何でしょうか。
AIが発達した今、知識をインプットするだけの学習は過去のものになりつつあります。
AIという言わば外付けのハードディスクに知識の集積を任せ、
そこから何を取り出し、どんな世界を描くか。
人間に必要となるこの力を育むことが、教育においては何より大切になります。
近年、大学受験の形態にかなりの変化が出ていることにお気づきの方も多いと思います。
推薦入試で入れるのが限られた私立大学だけだったのは過去の話。
国公立大学にも、「評定」+「小論文試験」で入学が叶います。
つまり、大学という受け入れ側でも、従来の試験での判定に限界を感じ、「評定」により学ぶことに対する真摯な態度を、「小論文」で総合的な読解力や論理力を見極めようとしているのです。
ですので、「ほんとうの力」を育むことで、従来的な「学力」が低下し、大学受験でつまずくのでは?という心配もいらなくなってきています。
「寺子屋さん」では、基礎的な人間力や読解力を育むことと、子どもたちの興味を存分に伸ばし、1つの知の分野での包括的な知識を身につけさせることを同時に行います。
子どもたちの描く未来に活力を与え、「今ここ」の学びに夢中になれるよう導きます。

寺子屋さんメソッド
「わかる」「伝える」力をまずは伸ばします
「この問題が何を問うているのか分らない」
「これのここが分からない、と表現したいが分からない」など、
学習のつまずきの大半は読解力・構成力・表現力の未熟さに起因しています。
「分かる」ためのスキルを鍛えつつ、「分かりたい」興味ある分野を伸ばしていくのが寺子屋さんメソッドです。
文系を目指す以外の場面ではあまり重要視されない国語という教科。
しかし本読み、作文の効能は素晴らしく、特に集団での学習で大きな力を発揮します。
また、「文章構成」という意味では
国語も一種のプログラミングのようなものだと言えます。
他者のプログラムした世界を理解し、自分自身も内なる世界を分かりやすく表現していけるようになる。
こうした基盤の上に各自の個性に溢れた創造世界が築けるようになった時、
AIに取って代わられることのない、自由で創造性に満ち、
学歴や肩書に依らずとも生きていける力が生まれます。
そして、そんな力を得た子どもは、逆説的にどんなことでも叶えられるようになります。
その夢に学歴が必要なら、それに向かう創造的な努力を惜しまない子になります。
お母さんの胎盤からいっぱいの栄養を貰って、この世に生まれ出てきた子どもたち。
個性も、使命も、ひとりひとりがオンリーワンの存在です。
そのお子さんをもう一度「創造性」という名の胎盤に繋ぎなおし、
時代を生き抜く真なる力を得る子宮のような場所になりたいと、寺子屋さんは考えています。
ひとりひとりを大切にお預かりします。
講師より

「学力とは読解力のことである」
多くの生徒さんをオンラインで教え、受験で志望校に入れる後押しをする中で、子どもにより吸収力が違うのは何故だろうといつも思ってきました。学力が高い・低いというが、それは具体的に何のことなのだろうか。
そうして辿りついた結論がこれです。
「地頭のよさ」とよく言われますが、「頭のよさ」とどこが違うのでしょうか。
「地頭」の方は、特に勉強せずとも、人との関わりの中でこの読解力を培うことができるような器用さのことを言うのだと、私は思います。
対して「頭がよい」方は、生来地頭がよかったかに関わらず、日々の積み重ねの結果「勉強」ができるようになった状態を言うのではないでしょうか。
読解力は、高校生になってからの後付けでは、伸ばすことがとても難しい能力です。
それは小学校時代から、日々文章を音読・黙読して楽しんだり、作文で自分なりの表現をしたり、お友だちとの豊かなコミュニケーションの中で、自然に培われていくものだからです。
高校生になっても読解力がないというお子さんには、今までの読解の癖を土台から壊し、再構築していきます。
読解力のない子どもの特徴として、音読をさせると、必ずと言っていいほど本に書いていないことを読み上げてしまいます。それが間違いというレベルではなく、頻繁に起こります。
そのままを受け入れるという訓練が足りず、語尾などに自分流のアレンジを加えてしまうのです。
読解力がベースにある状態から、真の学びが始まります。
このベースがないと、教科書に書いてあることや先生が言っていることを、筋道立てて理解することが難しくなり、学習がどんどん遅れていきます。
逆に、そのベースを作る機会に恵まれた子どもは、いつどんなレベルから学習を始めたとしても、望む高みにまでやすやすと登ることができるでしょう。
大学進学など、いわゆる学問の道へ進まないとしても、自分の人生を伸び伸びと描いていけることになります。
この力を子どもに与え、ご飯を食べさせ、あとは子どもの興味の向くままに放っておくことが、大人の役割だと私は思っています。

「寺子屋さん」主宰・講師
寺子 (てらこ)
🔸略歴
横浜国立大学経済学部卒
海外の会計士事務所に7年勤務
代ゼミ小論文模試全国2位
書道連盟師範 (硬筆)
漢検準1級
TOEIC860点 (英検準1級〜1級)
🔸指導可能科目
作文
小論文
国語
英語
数学 (共通テストレベルまで)
寺子 屋さんでは
集団・個別それぞれの良さを生かした授業を行います

かきかた(硬筆)

真の知性を養うために
「過労脳」をご存知ですか。
仕事や生活のツールとして、今やなくてはならないパソコンですが、脳に負担をかけるほどの過剰な情報が入ってくるのも事実。ゲームなどのし過ぎで脳が疲れ、認知症に近い症状が出る脳の状態を「過労脳」と言います。
寺子屋さんでは学習の前に「かきかた」の時間を設けています。
お手本を真似る、手を動かす、どこが違ったか、文字が美しく見えるのはどうしてだろうかと考える。
パソコンで文字を打つ、ゲームをするのとは違う脳の部位を刺激することで、バランスのよい脳の発達を促します。
寺子屋さんの講師は硬筆師範の資格を持っておりますが、寺子屋さんでは「添削」を基本的に子ども自身に行ってもらいます。
お手本とどこが違うのかを自分で発見できるようになるのが字の上達の早道。もちろん、発見に至るまでのサポートは致します。
他の友だちの字と見比べて個性の違いを感じたりといった学びもまた、字の上達だけでなく、感性を上げることに寄与します。
オンラインの生徒さんにも、ご希望があればかきかた (講師による添削式) を取り入れたご指導をいたします。

作文

分かる・伝えるの基礎
生まれながらに話しているからと、私たちは「日本語」を感覚的に使っています。
基礎的なことは幼い頃に学んでしまって、物心ついてからは「日本語構文」よりも、理解しにくい「英語構文」の方を多く学んてきたように思う方がほとんどではないでしょうか。
「作文」の時間には、日本語の構文という観点から、いかに分かりやすく自分の思いを表現するかを学んでいきます。
テーマはその時々の子どもたちの状態に合ったものを選定します。
その作文を互いに音読で披露し、感想を述べ合うことで、伝えたいことを明確にするにはどうすればよいか、工夫をこらす子どもになっていきます。

本読み(音読)

人前での発表に慣れる
年齢が上がり、学生・社会人になってくると、人前で自分の意見を発表する機会が増えてきます。
友だちと一緒に大きな声で朗読することで、場の雰囲気を掴む、発声を鍛える効果を期待できるだけでなく、国語力のアップにも繋がります。
教材は国語の教科書です。
教科書には基本的に、その年齢にふさわしい、日本語のお手本となり、読解力を育てる教材が含まれていますが、本読みの機会はそう多くありません。
友だちとの日常会話ではない「言葉を発する」経験を楽しみ、その感覚を自分の基盤としてインストールしていく。
活発ではっきり意見を言える子、大人しくなかなか表現できない子など、生来の性質は様々でも、その子なりの基盤を作っていくことで、自信とやる気を育てていきます。

さあ、自分の世界へ!

得意科目・苦手科目の個別指導
基礎力のトレーニングと並行して、お好きな科目を個別に指導していきます。
全ての子どもに目が届く少人数制ですが、ご希望により、この部分のみオンラインでも別途承ります。
得意科目を伸ばす・苦手科目の克服など、その子が「やりたい」と希望することについて、自発的に学ぶ姿勢を身につけていけるようサポートします。
興味を持ったことをお友だちと一緒に調べたい、成果をみんなの前で発表したいなど、お子さんの自発的な意思を重視し、発展的な学びとしていきます。

不登校のお子さんへ

なぜ学校に行くの、という根源の問い
不登校のお子さん向けのプログラム。
主に日中の時間帯に、オンラインでの個別指導をお受けいたしております。
不登校には様々な要因がありますが、子ども自身が「なぜ勉強するのか」「なぜ登校するのか」といった、根源的な「問い」を抱えているケースがほとんどです。
この「問い」自体は間違ったものでも珍しいものでもなく、自分の中の小さな違和感として大切に育んでいくことで、やがて「答え」に辿り着いた時、人生の大きな後押しとなる大切な種です。
「寺子屋さん」は「根源の問い」を解決して学校へ送り出すまでを一続きと捉えて、お子さんをお預かりします。

集団塾「寺子屋さん」
🔸 対象
小学生
🔸 場所
神戸三宮JR駅前、阪急神戸三宮から徒歩約5分
お申し込みの方にご案内します
🔸 曜日
毎週水曜日 (月4回)
🔸 時間
第一部:17:15〜18:45
第二部:19:00〜20:30
🔸 月謝
月4回 20,000円

寺子さんのオンライン塾
🔸 対象
小学生〜高校生
🔸 指導科目
・小学生 全科目/中学受験の適性検査
・中学生 国語・数学・英語/高校受験にも対応
・高校生 国語・数学・英語・小論文・面接
推薦入試・大学入試共通テスト
二次試験対応 (数学を除く)
🔸 曜日・時間
お問い合わせの方に指導可能時間をお知らせします
決まった曜日・時間に月4回指導します
🔸 月謝
・小学生 月4回 20,000
・中学生 月4回 22,000
・高校生 月4回 25,000
